CDCが方針転換|新型コロナウイルスワクチンを受けてもマスクは必要

COVID-19

マスクをした人々

みなさま、こんにちわ。

CDC米国疾病予防管理センターが2021年7月27日、新型コロナウイルスワクチンを受けた人たちでもマスクをするように、とアナウンスし、対策を変更しました。

www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/fully-vaccinated.html

こちらがそのページです。

該当部分の翻訳

あなたとあなたの家族のためのより安全な活動

ワクチンを完全に接種していれば、パンデミック前に行っていた活動の多くに参加することができます。
デルタウイルスから最大限に保護し、他の人への感染を防ぐために、感染率の高い地域にいる場合は、公共の場では室内でマスクを着用してください。
マスクの着用は、免疫力が低下している場合や、年齢や基礎疾患のために重症化のリスクが高まっている場合、あるいは、家族の中に免疫力が低下している人、重症化のリスクが高まっている人、ワクチンを接種していない人がいる場合に最も重要です。ご自身やご家族が該当する場合は、地域の感染状況に関わらず、マスクを着用することをお勧めします。
また、法律、規則、規制、地域の指導によって必要とされる場合は、引き続きマスクを着用してください。

CDCが予防接種した人はしなくていいと言っていたマスクをするよう方針転換したわけ

これは、上記の文面にもある通りデルタ株の蔓延に原因があります。
デルタ株は感染力が強く、ウイルス表面のトゲトゲ部分(Sタンパク)に変異があるため、ワクチンの効果が落ちるのではと言われているためでしょう。

まとめ

上記のようにCDCもデルタ株の蔓延を理由にワクチン接種後もマスクを装着するようにとアナウンスしました。
個人的にはコロナウイルスの変異のスピードを考えると、ワクチン打ったらマスクはいらない、と言うのはちょっと短絡的かなと思いましたが、やっぱりって感じです。

みなさんマスクの装着、今は夏で暑いですが、よろしくお願いいたします。

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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