イギリスで最初のSARS-CoV-2ワクチンの被験者が注射2日後に死亡?!

COVID-19

UKで最初のワクチン被験者が2日後に死亡→FAKE NEWS

n5ti.com/stories/1275/

Elisa Granato, the first volunteer who availed herself in Oxford for a jab in the first Europe human trial of a vaccine to protect against the coronavirus pandemic has died.

She died two days after the vaccine was administered, authorities have said and added that an investigation into the cause of the death has been initiated.

A statement by the researchers said Elisa had complications few hours after taking the vaccine and died while on admission.

Elisa Granato, who is a scientist, was one of the two who received the jab. Four other volunteer are said to be battling complications due to adverse reactions of the vaccine.

Officials say the four persons are being monitored against any adverse effects of the vaccine.

After taking her shot, Elisa Granato told the BBC: “I’m a scientist, so I wanted to try to support the scientific process wherever I can.”

Researchers who are awaiting for an autopsy to be conducted believe the Elisa had an underlying health condition which was not disclosed to health officials.

“The four in critical conditions will be fine and these are expected reactions from the vaccines, hence a trial.” the researchers revealed and added that these observations would help improve on the vaccine before it becomes available for use by the public.

オックスフォードで初めてヨーロッパで初めてのコロナウイルス流行予防ワクチンのヒト試験で皮下注射を受けたボランティア、Elisa Granatoが死亡した。
ワクチンが投与されてから2日後に死亡したと当局は述べ、死因の調査が開始されたと付け加えている。
研究者らの声明によると、エリサはワクチンを服用して数時間後に合併症を発症し、入院中に死亡したという。
科学者のエリサ・グラナトは、皮下注射を受けた2人のうちの1人だった。
他の4人のボランティアは、ワクチンの副反応による合併症と闘っていると言われています。
幹部によると、この4人はワクチンの有害作用を監視されているという。
エリサ・グラナトは、皮下注射をうけた後、BBCにこう語った。「私は科学者なので、できる限り科学的なプロセスを支援しようと思いました。」

剖検の実施を待っている研究者らは、エリサが基礎にある健康状態に問題があったと考えており、これは保健当局に開示されなかった。
「重篤な状態にある4つの症状は良好であり、これらはワクチンからの反応であると予想され、試験が実施される」と、研究者らは明らかにし、これらの所見はワクチンが一般市民に使用されるようになる前にワクチンの改良に役立つであろうと付け加えた。

ワクチン開発の歴史

世界で一番古いワクチンは,エドワード・ジェンナーが天然痘ワクチンの開発したことで誕生しました.
1761年,12歳になったジェンナーはブリストルに近いソドバリーの開業医ダニエル・ラドロウに弟子入り.修行中に診察に来た農村の女の人が『私は前に牛痘にかかったので,天然痘にかかることはありません』と言ったことがずっと気になっていたようです.

イギリスの酪農地帯では,牛の皮膚に痘疱が多数できる伝染病がたびたび流行し,乳牛の乳房に多数の痘疱ができて,乳搾りがこれにふれると手の傷から牛痘にかかり2−3週間後にはかさぶたとなって治っていたのです.
ほとんどの乳搾人は牛痘に罹患したことがあり,天然痘にはかからないのでは?と信じられていたのです.

ジェンナーはその後,ークレイに帰って開業医として仕事をはじめて,牛痘種痘法の開発を始めました.

ジェンナーは,乳搾りする人のかかった水膨れの中の液体が病気になるのを防いでいるのだという仮説を立て,実証してみることにしました.
ジェームス・フィリップスというジェンナー家の使用人の息子が実験台になりました.
ジェンナーは,まず,サラという乳搾りの女にできた水泡から液体を取り出しました.
ジェンナーは取り出した液体の一部をジェームス少年に接種しました.
こうしたやり方をジェンナーは何日間も何度も繰り返し,接種する量を徐々に増やしていきました.
そしてついに天然痘を少年に接種したのです.

その後ジェンナーは論文にまとめ1797年,英国王立協会の機関誌「Philosophical Transactions」に投稿しましたが,コメントも付けずにつき返されたそうです.ジェンナーはその後,2件の症例を追加してInquiryをなんと自費出版し,は医学や生物学に多大な貢献となり,予防医学ならびに免疫学の基礎となりました.
Inquiryを出版してから3年後,天然痘ワクチンは世界中で使用されるようになりました.

ジェンナーは,特許をとるとワクチンが高価なものになり,多くの人々に行き届かないと考え,特許も取らなかったそうです.

日本医学会会長室にはこのジェンナーの小さな銅像があります.

ジェンナーの功績が,結核菌などのワクチン開発につながっていきます.

ワクチンと有害事象

ワクチンと言えば絶えないのが有害事象.
これが,ワクチンを敵視する勢力を勇気づけるのですが...

ちょっといきなりのUKの死亡例については,わたしもびっくりしてしまいました...

HPVワクチンも推進派と反対派が火花を散らしていますよね.

わたしはがんの専門医なので,やはり防げるがんは防ぎたい.
なので,HPVワクチンは必要だと思っています.

とにもかくにも,どうしてこの方が亡くなったのかについて,詳細を知らせてほしいですね.

続報

BBCのひともツイートこのかたの死亡を否定する,に関して
ご本人が生きてるとツイートしたりして,そのあとアカウントに鍵かけてしまいさらにわかんなくなっていますが.

フェイクニュースだとしたら,大変,たちが悪いですね.
いずれにしても本当のことが知りたいですね.

→本人の動画が出てきました

ワクチンってどこの国でも陰謀論と一緒になってしまい,結構報道がめちゃくちゃになるってことでしょうか????

→その後,このニュースはFAKEだとNHS(イギリスの厚生省)が出しました!

とりあえず ほっ としましたが.

本当に悪質なフェイクニュースですね(*`Д´)ノ!!!

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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