【偽善の帝王】上昌広など:続6・COVID-19をめぐるテレビ出演医師たちの嘘【本当はどうしたらいいのか】

仲田洋美オフィシャルブログ for medical 仲田洋美の独り言 新型コロナ関連 歌舞伎町の女王VS偽善の帝王

書いてあることを読まず、何も考えず書き込む人が多いのでコメント欄は封鎖します。

みなさま、こんにちわ。

引き続き、上さんをはじめとするCOVID-19のテレビのバカ騒ぎに対するわたしの私見を述べます。

私見ではありますが、わたしは理路整然と論理を通すことだけをするので、医師33万7千のうち1/3以上の11万5千を擁する最大の医学学会である日本内科学会の専門医部会きっての論客として有名でございます。その割にテンネンなのでそのギャップも有名です。嘘だと思うなら、日本内科学会事務局に電話をかけて聞いてください。
仲田洋美を知らない職員はおりません。
ためしに日本医師会館にでんわをかけてください。交換の女性たちにまでわたしは大変有名です。
常日頃、日本の医療の世界がどうあるべきかを考えて行動してきた結果であって、私が偉いというわけではありません。

     

これがCOVID19に関して発信したいままでのわたしの記事です。
今回、テレビでデマが拡散されていて、特に【医者の嘘】が広まっているので遺憾に思い、書くことにしました。
わたしは感染症の専門医ではありませんが、感染制御については学んでおり、ICDという資格も感染症学会からいただいております。
それと、わたしはウイルス検査で話題になっているPCR、つまり遺伝子検査の専門医(臨床遺伝専門医であります。また、がんの分野の専門医(がん薬物療法専門医)でもありますので、臨床試験に関する幅広い知識もあります(ないと専門医試験に合格できません。)
そして、日本内科学会の総合内科専門医でもあります。
こうしたわたしの持っている専門的な知見から今回は、新型コロナに関して、皆様がどのように日常を過ごせばいいのか?について言及してみたいと思います。

新型コロナはPCRでスクリーニングすべきじゃない、じゃあどうしたらいいの?

ということにいきなりズバッと答えてもわかんないと思うので順番に(笑)
新型コロナのスクリーニングにPCRを使用すべきではない理由については、前回までのブログでくどくど述べましたので、そちらを見てください。

まずは正しく敵を知ろう

新型コロナウイルスの伝播経路

ちなみに、CDCによると新型コロナウイルスは、主に半径約6フィート(1.8メートル)以内の人と人の接触によって広がるとされています。
感染経路としては、
1.互いに密接に接触している人々の間(約6フィート以内)
2.感染者が咳をしたりくしゃみをしたときに生じる呼吸器の飛沫(直径5μメートル以上の水滴)
これらの飛沫は、近くにいる人や肺に吸い込まれる可能性のある人の口や鼻に落ちる可能性あり
3.感染した表面または物体との接触から広がる
人がウイルスのある表面または物体に触れてから、自分の口、鼻、または場合によっては目に触れることでCOVID-19が伝播する可能性がありますが、これはウイルスの主な伝播方法とは考えられていません

新型コロナウイルスは環境中でどれくらい生存できるか?

コロナウイルスの中には、数日間表面上で生存できるものもあると報告されていますが、物体の表面上で生き残る新しいコロナウイルスの能力についてはあまり知られていません。大変幸いなことに、エタノール、過酸化水素、または漂白剤ベースのクリーナーは、表面で生き残るコロナウイルスを殺すのに効果的です。 いくつかの非常に伝染性強い病原体とは異なり、ウイルスは、長い間空中に浮遊し続けることができる小さな飛沫核を介して広がるとは考えられていません。たとえば、麻疹は、感染者が咳をしたりくしゃみをした後、何時間も空中で生きることができます。現在、これはSARS-CoV-2の場合には該当しない(新型コロナは空気感染しない)と考えられています。

コロナウイルスが9日間も金属、ガラス、プラスチックなどの表面に留まることができるという報告があるのですが(比較すると、インフルエンザウイルスは表面上で約48時間しか持続できません。)、この新しい研究では、ヒトのコロナウイルス(新しいコロナウイルス以外)に関する以前に発表された数十の論文を分析し、体外でどれだけ長く生き延びられるかが分析されています。これらのコロナウイルスが表面上に1週間以上残ることがあることがわかりましたが、それらのいくつかは華氏86度(摂氏30度)を超える温度で長時間アクティブではありません。また、これらのコロナウイルスが家庭用消毒剤によって効果的に一掃できることもわかりました。

新型コロナウイルス感染に特徴的な症状とは?

www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/covid19_mizugiwa_200221.pdf
から引用します。

多くは無症状のまま経過するものと思われます。感染を受けた人の中で潜伏期間(1〜12.5 日)ののち一定の割合で発熱・呼吸器症状(咽頭痛、咳)などの感染症状が認められるようになります。発熱や呼吸器症状が 1 週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多いことが特徴とされています。いわゆる風邪、あるいはインフルエンザであれば、通常は 3〜4 日までが症状のピークで、その後改善傾向がみられますが、新型コロナウイルス感染症では症状が長引くことが特徴です。4日を過ぎても発熱が続く、特に1週間目においても発熱が続く場合、息が苦しい、呼吸器症状が悪化する、などを認めた場合には肺炎の合併が疑われます。

新しく出現した感染症の場合には、しばしば重症例だけが取り出されて解析されることになります。しかし実際には、感染をうけても無症状~軽症の人が何倍も多く存在すると考えられています。新型コロナウイルス感染症においても同様のことが考えられます。おそらく風邪様症状から軽い上気道炎ぐらいの軽症例が多数存在するものと思われます。このような症例は1週間で症状が軽快します。特に治療の必要はなく、自宅で安静にしておくことで十分です。ただし、家族など身近の方への感染に気を付け、家族と接するときのマスク着用と、こまめな手洗いや手指消毒を心がけましょう。

一方で、4 日〜1週間ほど経過しても熱が続いている、呼吸が苦しくなってきた、咳・咽頭痛が悪化している、などが見られた場合には帰国者・接触者相談センターに相談する必要があります。1週間未満であっても高熱がみられるようになった、呼吸困難がみられるといった場合には肺炎の合併を疑います。速やかに帰国者・接触者相談センターに相談して帰国者接触者外来のある医療機関を受診してください。また、その際マスクを着用するなど周りへの感染に気を付けてください。

新型コロナウイルス感染症は高齢者や基礎疾患がある人で重症化しやすいことが明らかとなっています。幸いにも、小児においては重症例が少ないことが報告されています。重症化につがなる基礎疾患としては糖尿病、心不全、腎障害・透析患者や、生物学的製剤、抗がん剤、免疫抑制剤投与患者などがあります。また妊婦においても上記患者と同様に本ウイルス感染症にかからないような対応が必要になります。人が多く集まる場所では、本ウイルスを持っている人と遭遇する機会が高まります。今回問題となったクルーズ船や老人介護施設・病院などは高齢者や免疫不全患者が多数集まる場所です。新型コロナウイルスの持ち込みには十分注意しなければなりません。

新型コロナウイルスは、主に咽頭や肺で増殖しますが、インフルエンザに比べてウイルス量は少ないと考えられています。PCR 法という核酸検査で増幅してウイルスを検出する方法が診断に応用されています。最初の検査で陰性で、2 回目の検査で陽性となった症例も報じられました。インフルエンザに比べて 1/100~1/1,000 といわれるウイルスの少なさは、検査結果の判定を難しくしています。とくに早い段階での PCR 検査は「決して万能ではない」ことをご理解ください。

今すべきこと=感染制御

これは、わたしが昔、ICD(infection control dotor)を取るためとか、院内で感染コントロールの講習会を開催するのに資料作りでお勉強したノートからのコピペです。今もそんなに変わらないはずですが、古くなっていたり、間違っているなら、メールで連絡をください。

感染制御とは?

感染症の発生を未然に予防preventionすること、そして、発生した感染症を制圧controlすることを感染制御と申します。
基本的な考え方を説明しましょう。

感染制御に必要なこと

必要なのはcompetency、つまり感染対策を適切に遂行する能力です。
日常業務の中で一人ひとりの実践レベルが十分高くなければ感染対策を徹底することはできません。このため、教育対象はすべての医療従事者。清掃担当まで含む。
精神論や心構えは無意味です
情報と知識こそが正しい判断を導くことができる

 

基本:標準予防策standard precaution SPと手指衛生

対象者

:感染症の有無にかかわらず、すべての患者に適応される。もちろん外来・在宅も。

対象部位

:血液・体液・喀痰・尿・便、創のある皮膚、粘膜
汗・唾液は血液で汚染されない限り 当てはまらない

根幹概念

:すべての湿性生体物質most body substanceは感染性がある。

歴史

:はじめの名称はUP universal precautions 普遍的予防策 1985年
血液はすべてHIVを含むとして対応する。
医療従事者をHIVから守ることから始まったが、この方法が院内感染防止に応用されるようになった。

1987年 生体物質隔離 body substance isolation BSI
UPの原理(血液はすべて感染性がある)を拡張して、喀痰・尿・便(=湿性生体物質)も感染性ありとみなして対応する。
1996年 疾患非特異的感染対策の流れがSPとしてまとめられた

実践

湿性生体物質に触れた後は手洗いを励行
あらかじめ触れる恐れのあるときは手袋・ガウン・マスクなどbarrier precautionsを着用する

①手洗い

2000年の手指衛生のガイドライン改正で推奨される手洗いの方法が「石鹸+流水」→「アルコール擦込剤」あるいは「抗菌石鹸+流水」に変更。
石鹸による手洗いはMBSによる汚染が著明なときのみに限定。
手洗いのタイミングも明確にされた
1患者の無傷の皮膚に接触した後(脈を取る、血圧測定、患者を持ち上げる等)
2体液・分泌物・粘膜・傷のある皮膚・創部のドレッシングに接触した後
3患者のすぐ近くの物品に接触した後
4手袋をはずした後
5患者ケア中に体の汚染部位から清浄な部位に移動するとき
6患者と直接接触する前
7CVCカテーテルを挿入するときに滅菌手袋を着用する前
8尿道留置カテーテルや外科的主義を必要としないその他の器具を挿入する前
濡れた手は非常に多くの菌を付着させてしまいます。手洗い後は必ず乾燥させましょう。医療現場ではペーパータオルを使用。

石鹸による手洗いよりもアルコール製剤による手指消毒の方が除菌効果が高く、短時間で微生物を除去できることや、アルコール製剤は様々な場所への設置、携帯が可能なため、場所を選ばず手指衛生ができることなどから、血液などで汚染されていない限り、アルコールによる手指消毒で代用可能。しかし、アルコールもすりこんで乾燥するのに20秒くらいかかるような量を使用しないと効果がない。荒れた手は病原体の温床となるので手荒れしないよう保湿が必要。

②手袋

血液を含めたMBSに触れるときのバリア。
創のある皮膚や粘膜に触れるときも、そこに体液が存在するため必要。
手袋には必ずリークがあり、ビニルに比べゴムのほうがリーク率が小さい。
患者ケア後に手袋をはずした後の手の表面にも菌がリークして付着している。
したがって手袋をはずした後の手洗いは必須
MBSに直接接触するケアでなければ手袋は必要ない。

③マスク

SPの項目としては規定されていない。

⑤患者配置

:失禁等で環境を汚染する患者、認知障害で適切な衛生環境を維持できない患者は個室に収容。

⑥針刺し事故

:リキャップ禁止が原則。リキャップするときは片手で。

⑦環境対策

:日々の清掃は重要であるが、消毒は必須ではない。環境消毒は床が血液などで著明に汚染されたときなどに局所的に必要となる。
VRE, MRSAなどの接触感染する疾患の場合、ベッド柵・ドアノブなど患者が頻繁に触るところをアルコール消毒することが推奨。(間接接触感染防止のため)

⑧適応疾患

:多くの感染症
HIVもここに入る。

着脱の仕方

着用の順番は?
ガウン→マスク→ゴーグル→手袋
脱ぐときは気をつけましょう。
手袋→ゴーグル→ガウン→マスクの順
脱ぎ方
手袋:一方の手袋のふち付近を他方の手袋をした指で掴んで中表に脱ぐ。手袋をはずした手の指で残っている手袋の下に滑り込ませて脱ぐ。
ゴーグル・フェイスシールド:耳かけ部分を手に持ち顔から離しながら外す。
ガウン(エプロン):首賭け部分を外し、内側が概則に出るように前にたたみ込み後ろの紐を外して巻くようにして捨てる。

同じ患者でも異なるケアを連続して行う場合は手袋の交換を。

では問題です

適切な個人防護具を選んでください。
1 下痢で失禁のある患者ケア
2 喀痰吸引
3 バイタル

答え 1手袋 エプロン
2サージカルマスク、ゴーグル又はフェイスシールド、エプロン
3不要

 

感染経路別対策

感染経路別予防策は標準予防策の実施を前提にしています。
標準予防策を抜きにやってもほとんど意味はありません。

感染力の強い、重篤な病態を引き起こす疾患に対して適用される。

理論的背景:感染症成立因子として、感染源・感染経路・感受性宿主の3つがある。
感染源対策;医療器具や患者環境を滅菌消毒して病原体を除去
感染経路対策;空気・飛沫・接触。それ以外には昆虫・食事・薬剤
感受性宿主対策;感染症患者あるいは保菌者を抗菌薬等で治療して患者の体から病原体を除菌すること
CDCではこの3つの対策のうち感染経路対策が最も基本となると主張してきた。
要するに他の二つが達成困難だから、伝播遮断しか残されていない。
例えば。MRSA除菌してもしばらくすると再保菌する。MRSA感染症に陥りやすい重要な基礎疾患を持つ患者の抵抗力を健常者レベルに回復することは困難。

空気予防策airborne precautions

・ 結核・水痘・麻疹
直径5μm以下の飛沫核により伝播する疾患を防止する方法
・ 飛沫核は水分を含まず軽いので空中を長時間浮遊する
・ 隔離個室
・ N95mask着用
・ 患者が部屋の外に出るときはsurgical maskを着用
・ アスペルギルス、炭疽、レジオネラ、オウム病は空気感染で発症するが、患者からの二次感染は証明されていないので、標準予防策が推奨される。

飛沫予防策droplet precautions

・ B型インフルエンザ菌・髄膜炎菌性髄膜炎・喉頭ジフテリア・マイコプラズマ・百日咳・肺ペスト・インフルエンザ・ムンプス・風疹・アデノウイルス・ライノウイルス・A群連鎖球菌抗菌剤治療の最初の24時間 など
・ 飛沫=飛沫核の周囲に水分を含む直径5μmより大きい粒子
・ 患者の口や鼻からくしゃみや咳と共に排出されるが、重いので約1m飛んで床に落下。→空調は必須ではない。
・ 個室が推奨されるが、利用できなければ大部屋で患者を1m離して収容。カーテンを引く
1m以内でケアする医療者はサージカルマスク(飛沫の伝播をほぼ完全に防止できる)着用
患者が室外に出るときはサージカルマスク着用

接触予防策contact precautions

・ 耐性菌感染症・偽膜性腸炎・腸管出血性大腸菌・赤痢・A型肝炎・ロタウイルス
・ RSウイルス・疥癬・流行性角結膜炎・水痘・SARS
・ 直接接触感染(人→人)と間接接触感染(人→器具・環境→人)を区別すること。
・ 直接接触感染防止策は患者に密接にケアするときにプラスティックエプロン・手袋を着用することであり、標準予防策とほぼオーバーラップ。
・ 間接接触感染防止策は患者の使用する器具(聴診器・血圧計・体温計)の専用化、疾患によっては患者が頻繁に接触する環境表面の清掃消毒も強く推奨(VRE, SARS)
・ 個室収容は推奨されるが必須ではs(SARSは一類なので個室)
・ MRSA保菌者で咳などの呼吸器症状がある患者には飛沫予防策を追加。

あたらしく追加された概念(一部抜粋)

・呼吸器衛生/咳エチケット

2003年SARSが世界中に拡大したとき、救急外来を受信した患者や患者家族がSARSウィルスを伝播。このような事例から救急外来や病院受付の最初の段階で感染予防策を実施する必要性が強調。
未診断の感染力のある呼吸器感染症の患者・同伴家族・友人がターゲット。咳・充血・鼻水・呼吸器分泌物の増加といった症状のあるすべての人が医療施設に入るとき適用。

エアロゾル感染の分類

絶対的:自然環境において小粒子エアロゾルの吸入によってのみ微生物が伝播して生じる疾患;結核
優先的:自然環境では複数の経路により伝播するが、小粒子エアロゾルが主な経路である疾患;麻疹・水痘
日和見的:通常は他の感染経路により伝播するが、特別な環境下では小粒子エアロゾルを介して伝播することがある疾患;天然痘・SARS・インフルエンザ・ノロウイルスなど

空気感染隔離室AIIR airborne infection isolation room

周辺区域よりも陰圧であることがモニター
新築・改築では1時間に12回換気、既存では1時間に6回換気
空気は外部に直接廃棄されるかHEPAフィルターを通して再循環させる

飛沫予防策

飛沫感染の最大距離は現在も解決していない
歴史的に確定されているのは患者から3フィート(1m)以下の距離
天然痘の実験的研究及びSARS調査ではこれらは感染源から6フィート以上にいた人々に到達できることが示唆
→新興病原体や強毒性病原体の暴露の可能性がある場合、患者から6-10フィート以内又は病室への入室時にマスクを装着することが慎重な対応

結局一般の人たちはどうしたらいいのか?

医療機関においては、【 感染対策の基本は飛沫・接触予防対策 】となります。
医療機関では、医療者を媒介する水平感染を防止しないといけないからです。

しかし。今まで述べてきた通り、基本は【標準予防策】なのです。
そして。今までのブログで述べてきた通り、PCR検査は感度が低すぎて軽症のかたには使えない。

重要なのはこういう わからない ときは、全員が感染している、と想定して全員が標準予防策を徹底することなのです。

咳エチケットはご自分が咳やくしゃみで飛沫を飛ばす可能性のある人が対象で、この方々は外出するときにはマスクが必要です。

それ以外の人々はマスクも必要ありません。

www.bbc.com/japanese/51731228

イギリスでは政府がきちんと マスクは普通の人はいらない とコメントしているようですね。
日本でどうしてこれができないかというと
すぐに 政府ガー 厚生労働省ガー とか
弾圧ダー とかのたまう人たちがいっぱいいるからでは?

そもそも新型コロナは感染症であり、左や右と言ったイデオロギーで立ち向かうものではありません。
ご自身や愛する人たちを守りたいならば、どうか落ち着いてください。

大事なのはイギリス当局が励行している通り 手洗い なのです。(標準予防策です)

落ち着いて、こまめに手を洗いましょう。

マスクとか手袋とかに頼ると、意外にも手洗いがおろそかになって感染が増えるというデータもあります。なので、本当にしっかりと手洗いをしてください。

みんなが冷静に行動しないと、パニックがパニックを呼び、経済も深刻なダメージを受け、国が滅びます。

どうか、落ち着いてください。

そして、この 新興感染症 をどうか政局?に利用しないでください。

わたしは、しょっちゅう厚生労働省に出入りしています。
職員の皆様が普段から、「霞が関のなかで一番ブラックは防衛省、次は厚生労働省」と言われる過酷な環境の中、必死に国民の皆様のために頑張っている姿を見てきました。
なぜかというと、わたしは、がん対策基本法という法律の理念を現場で実行する人材を養成します、というコンセプトで日本で初めてできた国策大学院コース、がんプロフェッショナル養成プランの1期生だからです。
わたしたち1期生は、「国策部隊としての矜持を持て」と、何もないむしろ泥沼の中から一歩一歩国とともに歩んできました。
今もがんプロは3期目(国の事業なので1期5年です)が続いています。
1期生のスタート時点の本物の1期生のひとりがわたしです。
そして、大学院3年目でがん薬物療法専門医を取り、4年目で日本臨床腫瘍学会の会長シンポジウムにご招待していただき講演するという名誉を受けたことで、わたしはがんプロで最も優秀と認定していただき、たくさんの提言を文科省、厚労省の双方にしてきました。
もちろん、アカデミアにも。

ですので。いつもいつも厚生労働省に出入りしてて。
彼らがどんなに国を思って働いているのか知っています。

国民の皆さん。どうか彼らを信じてください。
そして、デマに惑わされないでください。

今日は、厚生労働省がワイドショーに反論したことで 言論弾圧した という風にツイートがたくさんされてしまい、トレンドで見た時にはびっくりしました。

マスコミならば番組で反論すればいいことではないでしょうか?

わたしもデマばかり飛ばすワイドショーに一生懸命ブログで反論しています。

言論の自由とはそうしたものだと私の弁護士の山口貴士先生がいつも教えてくれるので。
わたしも言論の自由を使って反論しています。

でも。みなさんのそういう一方的なツイートが官僚たちの心をむしばんでいることも知ってください。
このまま国が滅んだらいいですか?

わたしは、嫌です。
私はこの国が愛しい。
海外で思春期を一部過ごしたので、そりゃ、いやな風習もたくさんこの国にはあります。
だけど。わたしはこの国が愛しくてたまらない。だってわたしの祖国だから。

お願いです。
みなさん、正しい知識をもって落ち着いて過ごしてください。

 

 

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

この記事へのコメントはありません。