【日報】認知症で徘徊していた方を山手通りで保護しました

こんばんわ.

夜中に山手通りを通っていて.赤信号まちしていた
とある交差点で,もうこっちが青になるのにのろのろ横切る不審な人を発見.
どうみても認知症で徘徊してるよね...
青になって車が流れ始めても意に介さず横切ります.
危なすぎるので,右車線を走ってたんですけど,強引に左に入って止めて.
110番しながら本人を確保!
パトカーが来るまでわたしの車に乗せて,わたしのコートを着せました.
そのままわたしのコートを着せてパトカーに乗せました.
どうやら朝,東村山の施設からいなくなったそうで
手配されてたようです.
飲まず食わずで徘徊していたのに,誰にもおかしいと思ってもらえなかったんですね.....
やっぱ,認知症対策するには,みなさまの認知症に対する関心をあげないといけませんね....
この大都会東京で,20時間.一体何百万人がこの認知症患者の徘徊を見逃したのか.....
途方に暮れるとしか言いようがないですね.....

わたしも認知症学会会員なので.いろいろ考えさせられました..

警察からは本当にコートいいんですか?と言われました.
ちなみに,コートは施設の人が送り返してくるそうです.
一応,一番お気に入りのニットコートだったので.
ちょっとうれしいかも~.
わたしの前を横切らなかったら,朝には冷たくなってたかもしれませんね.
かなり体も冷たくてよろよろしてた.
朝になって,施設の方から連絡をもらいました.
朝の5時から行方不明だったとのことです.

20時間くらい行方不明で,何も口にしていなかったのでは?
傘だけは持っていました.
どこから拝借したのか謎ですが....

とにかく無事でよかったです (^_^ゞ

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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