「これはミスではありません.
人身事故で死亡するのは運転士のミスですか?犯人を逮捕できないのは警官のミスですか?二審判決が一審と異なった場合,一審判決を下した裁判官のミスですか?
これを逮捕,有罪にするならば,あなたの息が止まった時に,救急隊は挿管できる技術があるのに試みてくれませんよ.」
Facebookでそう医師がコメントして流されてくるこのニュースを見ました.
どうしてでしょうか?
救急救命士は,挿管する技術をもっているとして認定されます.
食道挿管はミスでしかありません.
それを,ミスではない,といいきる傲慢さこそ
医療不信の原因ではないのでしょうか?
ミスはミス.
人はミスをするものなので,それをシステムでカバーするのが医療安全の考え方です.
それを誤解して,ミスでない,と言い切る.
なさけないです.
みなさまはどう思われますか?
ご意見を下さい.
www.sankei.com/affairs/news/151121/afr1511210007-n1.html
救急搬送で食道に誤挿管 女性死亡、業務上過失致死の疑いも 埼玉西部消防局
埼玉県所沢市の埼玉西部消防局で13日、同県狭山市の60代後半の女性を救急搬送する際、救急隊員が酸素を送り込むチューブを気管ではなく、誤って食道に入れるミスをしていたことが20日、関係者への取材で分かった。女性はその後、死亡した。県警狭山署は司法解剖し、挿管ミスと死亡との因果関係を調べている。
関係者によると、13日に119番通報を受けた救急隊が女性を搬送。その際、救急隊員が気道を確保するために挿入するチューブを誤って食道に挿管し、一定時間気づかなかったという。
狭山署は業務上過失致死の疑いも視野に、関係者から事情を聴くなどして当時の状況などを調べている。
同消防局は「事実確認中のため、お答えできない」とコメントしている
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