これはですね.
アメリカのABIM(American Board of Internal Medicine:米国内科専門医認定機構)が,2011年より不要である・有害でさえありえるような治療介入の一覧を示すChoosing Wiselyというキャンペーンをしておりまして,
その中で,60歳以上に対する高血圧治療について述べています.
March 20, 2015
60歳以上で収縮期血圧150mmHg未満,または拡張期血圧90mmHg未満の場合,降圧薬を開始しないこと
高齢者では高血圧を治療することに対する強い科学的根拠がある.
収縮期血圧SBPが150mmHg未満を実現することは,脳卒中,心不全,原因を問わない死亡率を減らすのである.
しかしながら,SBPや拡張期血圧DBPの治療目標値は,注意深く決定すべきである.
なぜなら,60歳以上においてSBPを140未満に保つような強い治療に利益があると示唆するデーターがないからである.
さらに,高齢者では中~高度の治療強度の高血圧治療で転倒による受傷の危険性が増加するのである.
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