今朝、エムスリーから臨床薬理学会がブラックペアンに抗議したというニュースが流れてきました。
それを見てびっくりしました。
手術中に術者が自分の眼鏡を手袋で触ったり(メガネは滅菌されていませんから不潔。滅菌された清潔な手袋で不潔なものを触るなんてあり得ません(笑)このドラマのアドバイザーって、本当に医師かなあ????? 注意;清潔不潔は我々の業界用語で、滅菌された状態=清潔、それ以外=不潔 となります。)
そもそもあきらかにフィクションでしょ?ドラマなので。
以下、エムスリーの記事を転載します。
臨床薬理学会がTBSに抗議文
スーツ姿で高額接待…CRCの描写は「侮辱」
日本臨床薬理学会は5月2日、TBS系ドラマ『ブラックペアン』で描かれている治験コーディネーター(CRC)像が事実とはかけ離れており、「CRCの心を折り、侮辱するもの」であるとの抗議文を、同学会フェイスブックページ上に公開した。抗議文は株式会社TBSテレビに送付するという。
『ブラックペアン』は、海堂尊氏による小説を原作とした二宮和也さん主演の医療ドラマで、CRC役は加藤綾子さんが演じている。
抗議文によると、問題となったのは第1話、第2話で描写されたCRCの姿だ。「治験コーディネーター」と呼ばれるこの役は、同学会が認定するCRC(臨床研究コ-ディネ-タ-)とほぼ同義と解釈できるが、製薬企業と契約するCRCがいると説明されていたり、医師たちに高額接待をしたり、高額な負担軽減費で患者に治験への参加を誘導したりするなど、誤解を招く描写があるという。
抗議文は、CRCという職種について、「スーツを着てかっこよくこなせる業務ではありません。担当医師を高級レストランで接待するCRCも100%おりません」と指摘し、治験参加患者に支払われる負担軽減費300万円という設定についても、「ほとんどのところで1回の来院当たり7000~8000円」であり、「この額なら治験参加の誘因にならないだろうと定められた背景がある」と反論。
こうした描写はドラマの演出という言葉で片付けられないとして、「現在、患者さんのために、医療の発展のために真摯に努力しているCRCの心を折り、侮辱するものであったと感じる」と批判した上で、「CRCの使命、現状等を正しくご認識頂き、あまりにも現実と乖離した描写を避けて頂くよう希望する」と求めている。
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