【医療を斬る】HANS論文撤回に思うこと

みなさま、こんばんわ。
HPVワクチン関連神経免疫異常症候群HANS に関する論文が編集者により撤回されるようですね。
やっぱり、われわれちびちゃんたち(学部生や大学院生)ではなく、おっさん(教授)たちの研究倫理の教育をしないといけませんねえ。。。。
でも。これは基礎研究の部類になるので、倫理審査が甘くなるんでしょうか。。。。。
臨床研究ならば研究デザインが悪いとして通らないと思いますが。。。。。
あっ!!!
そういえばっ!!!!!
帰無仮説もない、仮説検定の方法もない前向きコホート研究の計画書を書いたナショセンのおっさんもいましたな。。。。。(成育医療センターの佐合先生ともいう)
あ~~~~~~~。
痛いおっさんたちの症例報告を英語でしてみたくなりましたねえ。。。。。。
厚生労働省さまはこのリトラクトおじさん、確か班会議でお呼びになっておられましたねえ。。。。
一体いくらつぎ込んだのかしら?????
いやですわ。
やっぱ何かやっても相互批判をしない日本の社会で、出鱈目研究やって気づかれなければ業績になり
気づかれてリトラクトされても学会からもどこからも何の処分もされない、というのでは
やったほうが勝ち、だって業績になるんだもん、ということで
正直者がバカを見る世の中が続くのだ。
あれ??
あれあれあれれ????
そういえば。信州大学医学部長だった人って、神経内科じゃなかったっけ?????(注;今回は東京医大です)
また内科か。。。。。(注:今回は内科ではないようです)
雨も降ってるし、憂鬱な日曜でした!
研究倫理に違反した人たちにどう対処するかという枠組みを作らないと
どんどん日本の研究の信用が落ちていきますね。
こういうおっさんたちは、下手すると学会を除名になるということでもあえてやったのでしょうか????
honest errorなんて世界に通用しないものは、日本にもないのだ、という態度で決めなければ
ああだこうだ個別具体的な事情を斟酌してくれ、と言われて職業裁判官ではないので
わたしのように全然しがらみにとらわれないという人もいないし
じゃ、結局裁定する人たちがおっさんの顔を見てよっしゃよっしゃってやるの?????
そんなの意味ないよね。
泥棒が泥棒を捕まえられるのか???
みんな同じ穴のムジナ????
あ~。気持ちが暗い。
えーい、このくそじじいどもめっ 。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
我が国の評判を落とすなっ!!!! 
内科学会は早急に、論文を撤回された、もしくはした人たちの扱いについて検討すべし。
それでは、みなさま、ごきげんよう (^_^ゞ

Retraction: Murine hypothalamic destruction with vascular cell apoptosis subsequent to combined administration of human papilloma virus vaccine and pertussis toxin

Published:
11 May 2018
The Publisher is retracting this Article because the experimental approach does not support the objectives of the study. The study was designed to elucidate the maximum implication of human papilloma virus (HPV) vaccine (Gardasil) in the central nervous system. However, the co-administration of pertussis toxin with high-levels of HPV vaccine is not an appropriate approach to determine neurological damage from HPV vaccine alone. The Authors do not agree with the retraction.

HPVワクチン:英科学誌が論文撤回 「手法不適切」

  • 18/05/13毎日新聞社
HPVワクチン:英科学誌が論文撤回 「手法不適切」
 英科学誌サイエンティフィック・リポーツは、2016年11月に掲載した、子宮頸(けい)がんなどを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンに関する論文を撤回すると発表した。「目的に対する手法が不適切」としているが、著者は撤回に同意していないという。
 HPVワクチンを巡っては、接種後の健康被害の訴えを受け、東京医大などのチームが「HPVワクチン関連神経免疫異常症候群(HANS)」という病態を提唱した。仕組みを解明するため、ワクチンを百日ぜき毒素と共に投与したマウスを対照群と比較する試験を行い、脳の異常や運動機能障害などを確認。結果をまとめた論文を同誌で発表した。
 試験では、脳に異物が入らないようヒトやマウスに備わっている血液脳関門を薬物が通過しやすくする目的で百日ぜき毒素を使用。ワクチンは0・1ミリリットルを5回、計0・5ミリリットル投与したが、ヒトに接種する3回のうちの1回分に相当する量だった。同誌は「HPVワクチンだけで起こる神経系の損傷を明らかにするために、百日ぜき毒素と高用量のワクチンを投与する手法は不適切」と指摘した。【高野聡】
プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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