小松秀樹先生懲戒解雇

  • 2015/09/27

小松秀樹先生と言えば,医療崩壊に関する本などで有名ですよね.

でも.千葉県の行政に対する批判とか,厚生労働省の行政に対する批判とかは
医療法人の名誉を傷つけるものではないため,懲戒事由に当たらないのではないかという意見が多いように思います.

皆様は,医療機関は,公益性がたかく,正義や正論が通るところだ,患者のための医療を理念に掲げていたら安心な医療機関だと思っていませんか?

 

しかし.

東京女子医科大学だって,群馬大学医学部付属病院だって,千葉県立がんセンターだって
患者のための医療は掲げているわけです.

こうした理念を掲げないと病院機能評価を通れないんです.

そうすると,高い診療報酬がもらえないのです.

言っていることとやっていることが違う.良くあることですよね?

みなさまはよく,「病院だったら安心だ」とおっしゃいますが,本当に安心で安全な場所でしょうか?

 

 

わたしは,医療業界に長くおりますが,大変驚くことがいっぱいです.

お医者さまたち,というカテゴリーを新設しました.

 

この中で,医療の抱える問題点を,個々の症例から書いていきたいと思います.

 

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www.m3.com/news/iryoishin/360748

小松氏に懲戒解雇処分、「到底納得できず」

亀田総合病院に反論、不服申し立ての予定
レポート 2015年9月25日 (金)配信橋本佳子(m3.com編集長)

 亀田総合病院(千葉県鴨川市)副院長の小松秀樹氏は9月25日、同病院を経営する医療法人鉄蕉会から、就業規則に違反するとして、懲戒解雇処分を言い渡された。発効は同日付。

 小松氏は、千葉県における補助金問題や厚生労働省職員の医師派遣への関与問題などを、メールマガジンなどで批判してきた(『亀田総合病院、『医療崩壊』小松氏の言論抑制』などを参照)。これらの言動がきっかけで、鉄蕉会は懲戒処分に動いた。

 小松氏は、「処分には到底納得できない。行政の問題点を指摘し、社会の不正を正そうとしたが、その言論を弾圧するという反社会的行為を、亀田総合病院という大病院が行うことが信じられない」と憤りをあらわにする。鉄蕉会は処分の翌日から1週間以内に不服申し立てができるとしており、小松氏は書面にて反論をまとめ提出する予定だ。

 25日はまず懲戒委員会が午後1時30分から、約1時間30分にわたり開催された。終了してから約2時間後に、懲戒解雇処分が言い渡された。懲戒委員会には、鉄蕉会理事長の亀田隆明氏をはじめ、同法人の関係者ら10数人が出席。小松氏は、弁護士とともに出席した。

 懲戒委員会に先立ち、鉄蕉会からは、「懲戒処分の原因事実」として3つが挙げられていた。小松氏は原因事実自体が曖昧と考えており、懲戒委員会ではそれを質す姿勢で臨んだ。しかしながら、「厚労省等への批判そのものか、個人名を挙げたことか、さらにはメールマガジンへの掲載なのか、何が原因事実に当たるかを法人側に質したが、明確な回答は得られず、打ち切られる形で弁明聴取は終了した」と小松氏は指摘し、十分な弁明の機会が与えられなかった懲戒委員会自体にも不満が残るという。

 鉄蕉会が「懲戒処分の原因事実」として挙げたのは、(1)5月1日に行われた、千葉県と補助金をめぐる話し合いの場で、県に対し、威嚇行為を繰り返した、(2)千葉県に対する非難行為を慎み、千葉県を批判する内容をメールマガジンに投稿しないように厳命したにもかかわらず、5月から6月にかけて計4回、メールマガジンに千葉県行政を批判する内容を投稿、(3)(2)のように、行政職員の個人名を挙げるなどして、行政庁を非難する記事を発信するなどの行為を慎むよう指示したにもかかわらず、厚労省に対し、同省の職員の実名を挙げ、調査と厳正対処を求める旨の申し入れを行った――の3点だ。

 小松氏はこれら全てについて、「納得できる懲戒理由はない」として反論していた。これに対し、鉄蕉会は、(2)と(3)が、「職務上および管理上の指示命令に反抗し、職場の秩序を乱した時」「本会の業務遂行に重大な支障または損害を及ぼし、もしくは著しく本会の信用を失墜させた時」という就業規則に規定した懲戒解雇の理由に該当すると判断、小松氏を懲戒解雇処分とした。なお、(1)は、戒告・けん責理由である「本会の信用を傷付けまたは職員としての体面を汚した時」に該当するとされた。

 

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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