【 日本医師会代議員選挙 】 医師専用掲示板への書き込み 

日医代議員

  • 投稿者:****
  • 16/04/20
  • No:0001
  • 閲覧数:112
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今春、東京都医師会から日医代議員を選出するにあたって、いらんことに日本医学会会長の推薦で歌舞伎町あたりから立候補があり、選挙となった。こりゃまた、時間がかかり一人を蹴落とすための選挙だが、新たな専門医制度をうたった日本医学会会長が推薦して落選したのだから、日本医学会長も辞任すべきと思うのは私だけ?新専門医制度も、いまの各学会の専門医制度の訳の分からない状況をつくった会長なのに。亡くなった前前日本医師会会長にも責任はあるようだけど。東大、京大は今回の肺がんの高額な治療薬を保険診療で通すなど暴挙といえる所作、いや、厚労省の官僚の頭の悪さなのか。保険診療は、彼らのおかげで支出増加で壊れる。医師会のせいではありません。

 

本人ですが(仲田洋美)

  • 投稿者:月のうさぎちゃん
  • 16/04/24
  • No:0002
  • 閲覧数:2

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選挙になることが,「いらんこと」という認識だったのはよくわかっていますよ.
東京都医師会では,その下の地方医師会レベルで,医師会長が誰を推薦するかを厳重にコントロールしており,推薦人になることを許さない,ということでした.ですので,わたしにも友人がいないわけではないのですが,一人だけお友達をゲットしたのですが,あとの一人はどうしても,区の医師会長から勤務先に圧力がかけられる,という理由で推薦人になっていただけませんでした.このため,誰にも文句を言われずに推薦人になっていただけそうなのが,高久史麿先生だけしか思いつかなかったので,推薦人になっていただけるようお願いして,ご快諾いただきました.
日医はそんなやり方をしていていいのですか?
昔,中学の教科書に圧力団体と書かれて抗議したようですが.

この5年で医師は5万人増加しています.医師会は1000人の微増.
こんな不透明なやり方をしていたら,組織率がどんどん下がって,団体としての意味を問われるのは医師会なのではないでしょうか?

わたしは,その医師会のやり方に一石投じたかっただけでございまして,高久史麿先生にはなんの責任もありません.
高久史麿先生ご自身は,大変ご聡明かつ調整能力が非常に高い先生で,学者としての業績をジェネレーションギャップがありすぎて,あまり存じ上げませんでしたが,本当に医師の大先輩としてご尊敬申し上げております.

別に専門医制度は高久先生がおひとりでうたったわけではありません.いったい先生が何を言っているのか私には判りません.

わたしは,臨床試験の不正を告発して身分を失ったり,大学院で死亡事故とその隠蔽を目撃して指導教官から臨床実習を永久停止されてしまったりとかいろんなことがありましたが,そのたびに,やっぱりこのままではいけない,という思いのいろんな方々に支えられて,日本内科学会総合内科専門医,日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医臨床遺伝専門医をもつ国内唯一の医師になりました.
家庭もあり,子供もあり,そのなかで専門医をきちんと取りました.
おれさま**専門ではなく,第三者機関に外形的に資質を担保されて国民にわかりやすいように医師の専門性を表示する,というのが専門医制度の意義でしょう.
わたくしは,2008年にがん対策基本法に基づき全国に設置された,同法の理念を現場で実行する部隊を養成するというがんプロ大学院の1期生です.がんプロのアウトカムは専門医.
腫瘍内科コースのアウトカムはがん薬物療法専門医です.
ですので,わたしたちがんプロは,国策で専門医を取得する,という趣旨で養成されています.

また,このたび,本掲示板を運営しているエムスリー株式会社と,わたくしは,遠隔遺伝カウンセリングにおいて協業するとのこと,エムスリーがプレスリリースを出しております.
きちんと努力して頑張れば,エムスリーのような大会社からもきちんと評価していただけるという実例です.
こうやって,専門医を取得することの意義を皆様に実例としてお示ししていくのも,わたくしの役割の一つであると考えております.

先進国の中で自由標榜なのは日本だけです.

専門医制度改革は,COIコントロールなどにもつなげることができるいわば医療制度の根幹です.
それをこのような議論の仕方をする,というのが大変残念です.

今回の肺癌のニボルマブの件については,通り方が不透明であると,抗議もしています.
ですので,最近ではあちこちでこれが議論になっていると思います.

先生は,東京都代議員179人の一人なのですよね.
わたしの推薦人が高久先生だったとご存知なのは,東京都医師会事務局と東京都医師会代議員くらいでしょう.

東京都医師会には申し伝えておりましたが,「医療改革」のイメージが強いわたしには
既に,1年余にわたる密着取材がついておりまして,日医代議員選挙にも来ておりました.

やっぱり,医師会の現状をマスコミに理解していただいて良かったなと,先生のこの書き込みを見て,感じました.

ご意見,ありがとうございました.

しかし,高久史麿先生は,日医ががちがちに会員を縛って推薦人の一人をゲットできない私を可哀そうに思って推薦人になってくださっただけなので,あまりこういうことをおっしゃらないで頂きたく存じます.

それでは,失礼いたします.
御免くださいませ.

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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