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対馬の医師、飲酒運転疑い 患者危篤、検問振り切る
16/07/11
記事:共同通信社
長崎県警対馬南署は9日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで長崎県対馬病院の医師久保田元(くぼた・げん)容疑者(59)=同県対馬市=を現行犯逮捕した。署によると、久保田容疑者は検問を振り切って逃げ、署員がパトカーで追い掛けて止めた。呼気検査で基準値を上回るアルコールを検出したため、逮捕した。
病院を運営する長崎県病院企業団によると、所属する医師に対し、緊急呼出を受けて車を運転できない場合、原則タクシー利用を義務付けている。久保田容疑者は担当する患者が危篤状態に陥り、自宅から病院に向かう途中だった。患者は間もなく死亡。病院企業団は「当直医が代わりに対応し、影響はなかった」と説明している。
久保田容疑者は対馬島内で唯一がんの放射線治療ができる医師で、病院企業団は今回の逮捕で患者が治療を受けられなくなる恐れがあるとして、対応を検討している。
逮捕容疑は9日午前2時10分ごろ、同市厳原町の国道382号で酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。
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